トラピッチェエメラルド【標準】
- 1
- 1316
「トラピッチェエメラルド」である。このように、結晶の中に六角の線が入っているエメラルドを「トラピッチェ」と呼ぶ。トラピッチェの語源は、スペイン語で「サトウキビの絞り器」。絞り器に使われている歯車に似ているから、だそうである。芯に六角形の結晶があり、その周りにさらに結晶が育ちながら間に不純物が入ることで六角の筋になる。このルースは、ルースケースのコットンの上にあるときは明瞭な筋が見えるのだが、ライティングしたら飛んでしまった。トラピッチェエメラルドは偽物もあるという噂を聞くが、この写真を見ると肉眼では見えないようなところに母岩が詰まっている様子も分かり、とてもこんな小さな偽物に手をかけてここまで精細に作るとは思えない。なにせサイズが約4.2×4.7×1.6mmのシロモノである。単体での撮影対象では今までで一番小さい。指先でつまんでいるとノギスを当てることすら出来ないのだ。(笑)
アルバム: 趣味の鉱物写真
お気に入り (1)
1人がお気に入りに入れています
コメント (0)
まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?
コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録(無料)するとコメントできます。