【新音源発表に寄せて〜Japanese "Soul"Music】
- 81
JuanesやRio&Romaの様に
僕は割と母国語や英語以外の
何処の言語圏であろうと
拘り無く受け入れ
聴く方であると思う。
其の国が長い時を掛け
培ってきた独特の音を
自身のルーツとして秘め
新たな『世界』を模索し
確立している音の葉は
非常に心地良いものだ。
勿論、言の葉の意味など
辞書を貪る様に引き続け、
調べないと解らない。
例えばひとつのアルバムに
約10曲入っていれば、
其れは途方も無き
膨大なる作業である。
然し、音楽というものは
其の言語が解らなくても
言の葉の中に
音の葉の中に込められ
重厚に重ねられた
音に潜む『想い』は
energyとして
言の葉を知らぬ儘聴く者にも
必ずや伝わるチカラを持つ。
伝わるからこそ、
其の言の葉の『意』を知りたいと
人は調べ、動き始めるのだ。
世界へ出て行く邦楽バンドの多くが
海外へ出て行くも
上手くいかない理由…
『覚悟の無さ』
『意識の低さ』
『音の薄さ』にあると
僕は思っている。
『日本の音楽にはソウルが無い』
僕は幾度か面と向かって
フォリナー達に言われた言の葉。
今、其の意味を
沢山の時間を費やし、
ライヴハウスへ通い乍ら
改めて噛みしめる思いだ。
金とコネ、事務所の力さえあれば
音がどうであろうと
簡単に世界"へは"出て行ける
こんな時代。
ルックスが良いとか
優しくて良い人達だとか
サービス精神が旺盛だとか。
そんなどうでも良い事ばかりが
擬似恋愛を求めるかの如く
ファンの間で繰り広げられ
肝心の音は全く響かず
話題にすら上らない…
まさに本末転倒。
此れで"ロックバンド"を
名乗る必要があるのか？
アイドルと何の違いがあるのか？
『現実』に薄々も気付きつつも
慢心とプライドを守り、
己の目指す『音』を
追求する覚悟も無く
唯、見えないフリをするバンド側。
正に似合いのカップルだ。
『世界でも売れている』と
ファン心理につけ込み
バンド心理につけ込み、
『錯覚』を敢えて押し出し
利潤を上げようとする
事務所・レーベルに、
一生、搾取され続け
『裸の王様』の儘
勝手に腐って消えて往けば良い。
…少し熱くなり過ぎたか(笑)
話を元に戻そう。
話題性だけがひとり歩きした
覚悟無き薄っぺらい
『音』ばかりが世界に溢れ
純粋に音を愛するフォリナー達は
日本の音楽に見向きもしなくなり
最終的には
前述の言の葉に繋がった…
覚悟無く世界へと出て行った
先達達の罪は重い。
そして勿論、此れは
国内にも通用する話でもある。
さて、僕は今、世界に出る可き
ふたつのバンドに
とても注目している。
タイプは違うが彼等の音の葉は
それぞれが『唯一無二』たる
可能性を大いに秘めた
独特の『音の葉』を
彼等自身の『強み』を持ち、
信念に従って
其の『音』に拠って立ち、
『覚悟』を持って
世界を渡ろうとしている。
自らが紡ぎ出した
自身の本質と素質、
そして強き意志のみで
世界に挑む事は
幾度も苦い思いを味わい乍らの
とても苦しい道程となるだろう。
然し、彼等ならきっと
世迷い事に惑わされる事無く、
迷う事無く突き進んでくれる。
そう確信するのは
彼等がライヴで魅せる
練り上げられ純化した
結晶の如き輝きを放つ音の葉が
世界に通用すると感じ取り
其れを心から愛するからだ。
彼等が日本の音楽に対する
偏見を吹き飛ばす其の日を、
そして『world music』という
垣根を超えた"世界基準"の
Japanese rockを
大舞台でぶち上げる日を
僕は心待ちにしている。
さて、奇しくも其のバンドふたつが
先日より、新しい音源を発表した。
嬉しい悲鳴である。
どちらも空間一杯に広がる
本当に彼等らしい…
僕が時折飢える程に
求めて止まない
愛す可き音の葉が
強きenergyが
其処には込められていた。
総ての音楽を愛する人々に
是非、彼等の『音の葉』を
聴いて頂き、
世界の隅々に届けて欲しいと
僕は心から願う。
彼等は何時か間違いなく
日本の『唯一無二』たる
"新しいロックシーン"を
席巻していく
担い手となるだろう。
彼等の名前は
Astro Attackと
rhivsだ。
是非憶えておいて欲しい。
何時の日か、
会心の笑みを浮かべ乍ら
此のコラムを読める日が
来る事を祈って…
【新音源発表に寄せて〜Japanese "Soul"Music】 http://twitter.com/myproud_0117
お気に入り (0)
まだお気に入りに追加している人はいません。
コメント (0)
まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか？
コメントするにはログインが必要です。フォト蔵に会員登録（無料）するとコメントできます。
